独立開業のための資金調達の方法②【無担保、無保証の融資制度】

独立開業のための資金調達の方法①【必読】では、「新創業融資制度」を利用する場合の特徴、借り方のポイントなどを紹介いたしました。

引き続き、新規開業者が資金調達を行う手段としての制度の紹介を行ってまいります。

■日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金

この制度はできてまだ新しい融資制度です。

特徴としては

  • 無担保保証枠で上限1500万円までの融資額
  • 自己資金はなしでもOK
  • 低金利

と起業家にとってはかなりないい条件が揃っています。あと、税理士を顧問として認定支援機関のサポートを受ける事という条項もあります。自己資金が必要ないという事なので飲食業関係を行いたい人にとっては打ってつけの融資制度でしょう。

但し、

  • フランチャイズ契約での開業者は融資を受けれない

という事になっております。

よって中小企業経営力強化資金の制度を考えていらっしゃるならばフランチャイズビジネスではなく自分個人としての開業という形でやっていかなければなりません。

■市区町村の融資制度

この制度もポピュラーな融資制度です。全国いたるところで行っておりますので独立開業を目指すのであれば相談してみる価値は十分あるでしょう。

特徴は、

  • 自治体、金融機関、信用保証協会の三位一体
  • 1/2の自己資金が必要
  • 申し込から融資まで2か月かかる
  • 金利は1%未満

という事になっています。

自己資金が多めに必要で申し込んでから融資が受けれるまで2か月もかかってしまいます。でも金利は1%未満と魅力的です。自治体の融資に関しては一長一短がはっきりしていますね。

■都道府県の融資制度

都道府県の融資制度も基本的には市区町村の融資制度と同じです。

  • 審査に時間がかか
  • 自己資金は1/2が必要

だからです。

但し、東京都のみはこの要件が大幅に緩和されているようです。もし、あなたが東京都内で開業を目指そうとしているのなら相談に入って見る事をお勧めします。

しかし、東京都以外の方にとっては少々、メリットの少ない融資制度かもしれません。

■自己資金の持ち方がカギ?

いかがでしょうか?ここまでのご紹介でだいたいの各融資機関の特徴は掴めましたでしょうか?やはり開業するための最大のネックは自己資金の保有率になりそうです。それと昨今は独立と言ってもフランチャイズビジネスの形態で独立を考えてられる方も多いでしょう。

そうなってくると自己資金の必要のない日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金の制度が受けられません。何とかして手持ち資金を蓄えて新創業融資制度の方で手を打てるように頑張るしかないでしょう。但し、最もメジャーな存在の新創業融資制度も金利が高いというデメリット面があります。

開業してから順調に売り上げを伸ばし利益を出し続ければ問題はないのですが、一旦、歯車が狂って赤字転落してしまうと立て直すのは並大抵ではありません。利益を出せなくなってしまった時でも返済は待ってくれません。ここが独立してやっていく最も厳しい局面と言えるでしょう。

そんな時、新創業融資制度ならば無担保・無保証となっていますので何とか自分の生活だけはやっていけるかもしれません。このように新規で独立開業するにあたっては何をおいても資金のやり繰りを最優先にして考えなければなりません。

■一般的な金融機関の融資は?

金融機関の代表各は民間の銀行になります。ほとんどの方が何らかの形で銀行とは取引があるでしょう。では、銀行で融資を申し込みに行ったら借りやすいでしょうか?

  • 市町村の融資機関のように審査が難しいというのが一般的な通説でしょう。

銀行自身もいい話ならば積極的に融資の話を勧めたいのはやまやまです。でないと、彼らも営業実績が欲しいですからね。

ところが銀行内には審査部というのがありましてここが厳しい審査を行います。何故、こんなに厳しい審査を行うかというとそれはバブルの時の苦い体験があるからです。担保の価値もしっかりと観ずにバンバン貸しまくっていました。その結果、バブルがはじけた後、担保物件に値打ちがないということで債権が焦げ付きそれによって銀行本体が倒産するという事態にまでいきました。

その轍をふまないための今の時代での処置です。これはある意味、仕方のないことでしょう。但し、事業に先行きがあって明確に利益が生み出せると判断される場合はこの範疇ではありません。先程も申しましたように銀行も仕事を取らなければなりません。そのためには利益性のある事業ならば喜んで飛びついてくるはずです。

そういった背景で考えるとペットショップというのは銀行にとってもかなり優良な業務の一つに数えられているようです。反対に不動産系や遊戯系(パチンコなど)は審査が厳しくなるようです。

■さいごに 独立開業のための資金調達の方法まとめ

やはりお金の貸し借りになりますので最終的には信用がものを言ってきます。審査の段階で個人の通帳を1年間分にさかのぼって出はいりを詳しく調べたり貯蓄する姿勢を見たりするのも全て、返済能力があるかどうかをチェックしているのです。

よって独立を考えていらっしゃる方はその点も気をつけて生活を送ってもらいたいものです。派手な交友関係で出費が激しい人に対して銀行が素直に動いてくれるかどうか、を考えてみる事ですね。

参考:日本政策金融公庫



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