手を出してはいけない資金調達先【履歴にも注意】

独立開業を目指す人にとって、なくてはならないのが経営手腕と開業資金です。経営手腕の方は時間をかければそれなりのレベルにまでは到達できるでしょう。(勿論、個人差がありますので全ての人が横並びで上達するものでもありませんが)

ところが開業資金というのは手段さえ選ばなければどうとでもなるものです。しかしながら、開業してから先の事を考えると利用していいところと避けておけばよかった、というところに分かれてしまいます。

では、どういうところを避けておくべきなのでしょうか?

高金利なところ全般:負担が大きい

一にも二にも手を出さないほうが安全です。一般的には民間大手の消費者金融全般を指します。俗にいう「サラ金」というやつですね。何が大変かというとやはりその金利の高さです。

貸金業法が改正されたからとはいえ従来までの上限29・2%が20%に下がっただけです。この20%という金利。一般の他の金融機関の公定歩合と比較すれば一目瞭然で分かるはずですね。つまり借りた後の返済の負担が大きすぎるという事です。

一般の銀行との取引に影響が?

一度でも消費者金融等に手を出してお金を借りた、という実績を作ると何が後々に困ってくるか?

それは一般の銀行とのお付き合いに支障をきたす恐れが出てくるということです。これは私がかつて在籍していたペット業界の会社での実話です。

自分が在籍していた会社なんと街のサラ金業者さんから借りていました。これだけでも当時社員だった私は目を疑ったものです。ならば金融機関たる銀行はどう思うでしょう。銀行というところはある意味、非情です。返すあてがないと分れば取りつく島もありません。

それは向こうも商売です。タダでお金を貸しているわけではありません。融資した金額の金利、つまり「利ざや」で成り立っているのです。それを返済の見込みのないところを相手にするはずがありませんよね。

だから、一度でも消費者金融等から借りてしまうといつまでたっても都市銀などの大手行との取引が前進しなくなるのです。良いイメージを持ってもらえる事はないでしょう。常に悪いイメージを相手にもたれる羽目になるのです。

商売の規模を大きくするしかない

ただ、私が当時、勤めていたペットショップは日の出の勢いがありました。毎年毎年、大型店舗を出店し業界内では右に出るものがないくらいの勢いをつけました。こうなってくると事情は変わります。それまで相手にしてくれなかった銀行も私たちの存在を認めてくれたようです。ある大手行とのお取引が始まったのです。

銀行の審査体制は強力です。行内の営業マンが苦労の末決めてきた契約先を審査部が認めずに取引が破談になるケースはママあります。それくらい銀行はありとあらゆる情報を駆使して取引に値するところかどうかの判断しています。役者が一枚も二枚も上手というところですね。

だからこれから独立して開業を目指そうとする人達はお金の出し入れに関しては「クロ」にならないいうに最新の注意を払ってほしいのです。

開業してからの金利の支払い

どこの金融機関であれひとたび資金を借りれば翌月から返済が始まります。こちらの都合がどうであれ返済は待ってくれません。その時の金利の高さが安ければ毎月の支払いもある程度計算が立ちますし精神的にも負担は少なくて済みます。しかし、金利20%で借りてしまうとその分の支払いは想像を絶するくらい苦しいものになります。

よくドラマなどで返しても返しても一向に減らない、というシーンを見ますが、まさにこれと同じことが起きるでしょう。それほど20%もの金利というのは生易しい負担とはならないのです。

さいごに 手を出してはいけない資金調達先 まとめ

ペットショップでの経験談が多くなりましたが、他の業種においても同じことは言えます。特に飲食関係の業界は競争が激しい分、スピードが命となっています。新規出店したいと思っていた地域に掘り出し物の物件が出たりすれば正に早い者勝ちの世界となります。

まとまった資金を持っているところが当然、いい場所は独占してゆくでしょう。強者が勝つという仕組みには抗えるものではありません。ただ、小さい規模で新規出店していくのなら気が熟すまで待つというのも重要です。いくら好立地を確保できたとしても肝心の経営手腕に問題ありでは3年持つかどうかになってしまいます。

本当に末永くこの商売で食べていこうと考えるのならば焦りは禁物でしょう。例え、目の前に喉から手が出るような物件が出てきたとしても開業資金の目処が立っていないのならば次のチャンスを待つことです。他のフランチャイズチェーンにしてもそうですがどうも急がせて出店させる兆候があります。

母体となる本部にとっては当然、昨対比アップの実績を作りたいでしょうから急がせるのも分からないではないですが。しかし、独立の当事者となる皆さんにとっては本当に焦っての開業はしないことを勧めたいです。実力をもっともっとつけて資金も開業資金の半分くらいは確保する。これくらいの目標でいってもいいんじゃないかと思いますが。

参考:独立開業のための資金調達の方法 その2



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