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どのような形態の店舗であっても、そのお店が建つ場所、つまり立地は今後の店舗運営をいかにうまく運んでいく事ができるかの重大な要素なのです。つまり立地の問題さえクリアー出来ていればその商売は7割方、成功したも同然と見なされるのです。それくらいお店にとって立地は商売の成功の鍵を握っている存在といえます。
では、そんな立地の問題を主に個人が立ち上げていくようなレベルの店舗と仮定して書いていってみます。
全ては消費者目線に立っているかどうか:流行るお店の定義
店舗と名のつく全てのお店は集客する事が最大の課題です。そのために派手な看板、目立つ広告、印象に残るお店の外観などにお金をかけます。
個人レベルであれ企業組織であれ、お客様に来店していただいて初めて商売が成立します。お客様に来店していただくには、人通りが多く毎日の通勤コースのようなところへお店を出す事が最も望ましいのです。
目に触れる頻度が高ければ高いほど、人の頭の中に記憶され、やがてその記憶は定着していきます。例えばラーメン屋さんであればお昼のランチどきになれば一度あそこへ行ってみようとか思う訳です。
ペットショップにしても同じです。
自分の行動範囲のエリアであれば時間ができた時に一度、顔を出してみようと思う訳です。そして来店して希望通りのラーメンの味であったり欲しいと思っていた商品が安く置いてあったりしたらその店に行った値打ちがあった、という事になって人の脳裏に良い記憶として定着されるのです。
そうする事によってリピーターのお客様が出来ていく訳です。なので、全ての出発点はお店の立地から始まるという事になるのです。
単一店で集客するのは超困難
さて、もしあなたがラーメン屋さんを個人で出店して営業を始めるとしたらどのような場所がいいと思いますか?住宅街の真ん中?マンションの1階?都心からちょっと離れた交通量の多い沿線?
これらのどのパターンも決して間違った場所ではありません。要は自分が思い描く店舗の規模がどれくらいの大きさなのか、という事に関わってきます。個人レベルの規模のお店で従業員は自分一人だけ。というのであれば住宅街の方がいいかもしれません。
繁華街立地に自分一人だけのお店だったら最繁忙時間帯になったらお客様をさばききれません。逆にいつ行っても待たされるだけ待たしておいて出てきたラーメンはどこで食べても同じ味だったならば、もうそのお客様は二度とそのお店に来てくれないでしょう。
反対に住宅街のすぐ近くに超大規模なペットショップを出店したとしても商売はすぐにジリ貧になるでしょう。大規模クラスのお店の需要を満たすくらいの人数が足らないからです。住宅街の中の住人、全てがペットを飼っている事はありません。お客様の規模が小さ過ぎるのです。
以上の例はちょっと極端すぎる例ですがどうでしょうか?何か感じる事はおありでしょうか?
まず、自分のお店のみをポツンと一軒、いくら住宅街という人口の多そうな場所を選んで出店してもお店の運営はうまくいかないということ。それとその立地の住民の嗜好性が合っていないといくら大型のペットショップでも繁盛することはないのです。
ところが同じようなラーメン屋さんが10軒、20軒と密集していたらどうでしょうか?お客様の方としたら何かワクワク感を感じるとは思いませんか?それだけの数のラーメン屋さんを見比べられたらきっと楽しいでしょう。
いろんなバリエーションのラーメンや味のバラエティーさ。価格も競合してる手前上、安く設定しているかもしれません。
つまり競争原理ですね。同業他社が隣り合っているメリットはお客様のみならずお店側の方により多くのメリットが存在しているという事になる訳です。
さいごに:商売における立地の良し悪し
かなり端折った感じで立地について書いてまいりました。でも、立地というのはやっぱり難しいテーマです。
そんな希望通りの好条件の立地なんて、そう簡単に手に入るものではありません。いい場所は大企業系でことごとく押さえられるでしょう。となると個人ベースではそれ以外の空いた所を狙うより仕方ありません。
ただ商売というのはいくら形や場所を希望通りにしても当たらないんですよ。この事は肝に銘じて励んで欲しいですね。
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