ペット業界における店舗経営について【ペット産業の拡大化】

それでは業界ごとに実際の店舗がどのような形で作られているのか、日々の運営はどうなっているのかをみていきます。

最初は私が最も長く在籍しておりましたペット業界からです。ペット業界のお店といえば言わずと知れた「ペットショップ」のことです。私が在籍していたのはかれこれ24年ほど前の話になりますか。

その当時から規模は小さいながら個人商店のノリで生き物が好きな方たちが独自にお店を経営されていました。当時のペットショップの店舗規模は商店街の中にあるような本当に小ぢんまりとした個人店主のお店というイメージでした。

ペットショップの規模は様々:個々に良さがある

しかし、私が在籍していた会社は当時としては珍しい売り場面積240坪の大型店舗を既に構えていました。本当に当時としては画期的な出店であったと思います。現在でこそロードサイドに大型店舗は結構できていますしホームセンター内にも売り場面積の大きいペットコーナーが出来ています。私が在籍していた会社はその先駆けとなった存在といえるでしょう。

ペットショップは規模が大きい、小さいはあるとしても基本的に商品を陳列してお客様に選んでいただく物販形式の店舗です。そういう意味では雑貨屋、バッタ屋、ホームセンターなどと同列に位置する店舗といえるでしょう。

ペットブーム到来:ペット関連商品が増加

店舗規模は売り場が5~6坪程度の小型店から300坪以上の大型店まで様々です。当然、売り場の大きさが変わってくると取り扱い品目も変わってきます。小型店舗では犬・猫用のフード類が大部分を占めます。そして残りのスペースにトイレシーツや猫の砂、首輪やリード、食器類などペットを飼うための最低限必要なもののみが扱われています。

それに比べると大型店舗の品揃えは圧巻となります。とにかくペット関連の商品がこんなにあるの?というくらいありとあらゆる商品が所狭しと陳列されています。

フード類だけでも犬のドライフード、缶詰、ジャーキー・ガム・おやつ。猫用も同じようにフードがあり缶詰があります。更には猫のトイレ用の砂も固まるタイプの他にもトイレに流せる紙タイプ、シーツ、トイレ容器と揃っています。この他にも小動物用、小鳥用、観賞魚用とコーナーが分かれとても全ての商品を覚えきれないくらいの在庫を抱えています。これが現状のペットショップの姿といえるでしょう。

 ワンちゃん、猫ちゃんは絶対的エース!

さらに忘れてはならないのが猫ちゃんやワンちゃんたち生体です。これがなければペットショップは始まりません。通常、大型店舗であればワンちゃんで10種類以上は扱います。そこに猫ちゃんが残りのスペースを割きます。展示ケージ数が20コなら17~18コまではワンちゃんで使います。残りが猫ちゃんとなります。

何故、ワンちゃんの方がそんなに展示数が多いのか?答えは簡単で日本ではワンちゃんの方が圧倒的に販売数が多いからです。

当然、ペットショップで販売するワンちゃんには血統書がついていることが前提です。つまり血統書のついたワンちゃんのみをペットショップは販売していることになります。血統書のつかないワンちゃんはすべてミックス犬(雑種)扱いとなり販売はしておりません。

ただ近年はマルチーズとシーズやヨークシャテリアにチワワなどを掛け合わせたワンちゃんを売価をつけて販売しているところもあるようです。飼い主さんが特に気にされないのであればいいのですがこれらのワンちゃんには当然ながら血統書はつきませんのであしからず了承する必要があります。

あと、ペットショップに欠かせないのが美容室とペットホテルです。これらのサービスが揃って始めて総合ペットショップと呼べるでしょう。

 全国展開のスケールメリットとは

私が在籍しておりました会社は最盛期で大小40店舗のお店を持っておりました。その中には直営店もあればフランチャイズ店もありました。これだけの店舗数を抱えていた会社は全国でも珍しくまた、同じ屋号を使って経営するメリットが様々なところで生かされるようにもなりました。その最たるモノが本部仕入れによるスケールメリットを生かした大量発注が可能になったということです。

これにより他社よりも有利な条件で商品の買い付けが可能になり商品売価の競争でも価格破壊という当時のデフレ経済真っ盛りの中で常に優位な立場で販売を行えていました。

お店は働く人の「マンパワー」で支えられている

しかし、店舗というところはただ、大量の商品をたくさん取り揃え安く仕入れて特売価格で売り続けていてもダメなのです。人の力、「マンパワー」が発揮されないと成長する店舗にはならないのです。

それはどんな業態の店舗にもいえますが働く人たちがイキイキワクワクしながら常に向上心を持ちモチベーションを高めてお客様に最高の笑顔でもって接客を行わないとたちどころに成長は止まるのです。

勝手に売れていく時期というのはあることはありますが永遠に続くものではありません。何も手をかけずに放っておくと必ず衰退します。

なのでペットショップの運営はスタッフ一人一人が目的意識をしっかりと持ち誰から給料をいただいているのか。この意識を常に持ちながら仕事をしていかなければならない現場なのです。

参考:ペットショップの一日



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