ペットショップの商品構成【ペット関連は多種多様】

ペットショップは物販型の対面販売です。多くの陳列台や什器に売れ筋からマニアックなものまでありとあらゆるペットに関連した商品を並べていきます。その総数は軽く1万アイテムを超えます。店舗規模が大きくなればなるほど商品の品揃えは止まることをしないでしょう。「よく同じ商品でこれだけあるな」と思うくらいペット関連の商品は多種多様です。

商品構成:フードや用具、ワンちゃんなど生体

ちょっと横道にそれますがペット業界の問屋さんにとっては大型店舗が多く出店してくれる方が売上は当然、伸びます。私がやってた頃の一番元気がよかった頃には大型店舗だけで20を超えていました。これは私が入社した頃の5倍の数字です。問屋さんやメーカーさんが私たちのところに頻繁にやってくるようになったのも数の論理の賜物です。

さて、話を戻します。商品構成的には大きく分けて食べ物のグループと用品・用具のグループに分かれます。更に忘れてはいけないのが生体。ワンちゃんや猫ちゃん、小動物や鳥、お魚さんたちです。

あとペット美容とペットホテルを組み合わせてペットショップが扱う商品は完成します。

食べ物:フード系だけでも分類が豊富

まずは食べ物系なんですが大きく見ると袋に入った俗に言う「ドライフード」。カリカリのやつです。そして缶詰に入ったいろんなフード。更にジャーキーやガムなどのおやつ類が大分類でしょう。

ドライフードはその商品の特徴上、「国産メーカー品」と「専門店フード」とに分かれます。当然その内訳には犬用、猫用に分けられ、さらに子犬用、成犬用、シニア用と年齢別に分類されます。缶詰類も同じような分類をします。なのでこれだけでもショップ内は多量の商品でいっぱいになるというわけです。

フード類の次は用品類。これも多いです。ペットシーツやトイレ。首輪・リード。猫用の砂、薬や栄養剤、雨具や洋服、その他もろもろです。

この犬・猫関係だけでお店の売り場の約半分以上は割きます。当然それだけ売り場面積をとっているということはそれだけ売上に占める構成比が高いからという理由が成り立ちます。

 鑑賞魚:一定の売り上げがある

次いで売上的に大きいのが観賞魚の部門です。熱帯魚や金魚は爆発的に売れるようなブームはありませんがコンスタントにお店の売上に貢献しています。魚に詳しい担当者がつけば売上的にはもっと伸ばせる可能性を秘めています。

だからなんですがよく魚担当の社員さんと売り場をもっと増やさせてくれといういう要求をよく叩きつけられました。それは店長である私が売上を上げろ上げろと言うものですからやる気を起こした担当さんが言ってくれることなのですが。

でも店舗のキャパは有限です。今以上に広くできはしません。そうなってくると今度は犬猫関係の売り場を侵食しようと企みだします。什器を一つ奪い取ろうとします。さすがにいくらヤル気を出してくれてるとはいえ、商品構成を変えるわけにはいきませんでした。だから結局大きな改革はできずじまいです。

お魚は一人の世界(マニアックな要素)がある

しかしそれはデータ上致し方ないことなのです。はっきり言って魚関係の売上が犬猫関係を上回るなんて事はよっぽどの大ブームがきてくれない限りひっくり返る事はありません。一般的に犬猫関連の売上構成が60%としたら魚の方はいくら頑張っても30%にも届きません。

これはやはり客層の違いからきます。犬、猫は家族全員が可愛がるペットという位置づけです。一方、魚の方はどうしてもマニアックな域を出ません。つまり魚は一人の世界で自己満足を味わうためのペットという位置づけになっているのです。

これではどうあがいても犬・猫関係には勝てません。担当者さんが熱意を込めて売り場を増やそうとしても店全体の事を考えなければならない私の観点からみれば残念ながらバランスを崩すわけにはいかないのです。

鳥・小動物:売上構成では10%程の位置づけ

あと残りの商品部門は鳥・小動物になります。ただしこの部門はパイが小さいのです。売上構成でみても全体の10%ほどです。

やはり犬猫のように生体1頭あたりの単価が違いすぎること。小鳥やハムスターなどを一家に1匹という意識でペットにするというほどの考えはまだまだないこと。よって鳥・小動物用のマーケットが大きくならないため物品の売り場を大きく取れないという根拠が成り立ってしまうのです。

まあ、しかし私個人としては日本の家庭事情を鑑みると、より個体の小さい小鳥や小動物がペットとしてもっと世に認知されてもいいはずと思っていたのは事実です。

でもやっぱり仕方ないですね。ワンちゃんやネコちゃんたちの飼い主さんに甘える時の可愛らしさはハムスターやミドリガメでは体現できません。

ワンちゃんのあのシッポふりふり。嬉しさをカラダいっぱいで表現した時のあの何ともいえない癒し感。だからワンちゃんは人間のパートナーの存在になりうるのだと言う考えには納得せざるを得ません。

残念ながら熱帯魚もハムスターもそこまでの芸当はできないのです。

以上、ざっと大きく見すぎましたがペットショップにおける商品構成をみてまいりました。次回からは生体を中心として詳しく見ていきたいと思います。

参考:ペット業界における店舗経営について【ペット産業の拡大化】



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